夜景~六本木ヒルズから~
はい。前回に続き夜景編です。
今回はかなり長くコアなお話ですので、多くの方は写真を読み流すべきだと思います。
下の方に撮影方法的なのが簡単に書いてありますのでご参考までに...——他サイトの方が絶対分かりやすいですが。
今回は六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー屋内 展望台から撮影です。
前回と同じ日に撮影しているため、映り込み対策が全くされていません。ガラスの反射が写ったりしていますが、そこは多めにお願いします——忍者レフが必要か...
前回の記事で少し触れたような触れなかったような気がしますが、著者は夜景を編集すると青寄りの画が大量生産されてしまいます。なので、今回はまずLightroomでホワイトバランスを自動設定した画から見ていきましょう——これ見ないと感覚がマヒします。
これがおおむね見た目の通りの色味の夜景です。もちろんこのままでも十分に良い色味であるのですが、著者が偏見を込めて色をいじくるとこうなります。
実は撮影の段階で画とほぼ同じくらいの色味でした——ホワイトバランスが任意だからです。Lightroomでいじったのは緑を落としたり青に寄せたりしたぐらいです。
以下の画ではこの青によった画が多くなります。
上の2枚は大体同じ構図で撮影したものです。注目してほしいのは、色味と右下にはしっている道路です。
色味としては上は前回と同じような色味ですが、下は青と緑の中間色に寄せた色です。このタイプの緑だとなかなかいい味が出ているように感じます。
もはや目の検査なのか何なのかといったレベルですが、並べると多少の違いが分かると思います。
今回の投稿では全体の露出はほとんどいじっていません——ハイライトを下げたりはしました。それから編集は1枚1枚編集しているので、1枚ごとのポテンシャルを可能な限り引き出したつもりです——なお、写真・芸術・クリエーター関連の仕事・学業には全く関連のない素人の全力なので悪しからず...。
戻りまして、上の2枚で分かるのは、安易に明るすぎてもよくないことが分かります。どちらもそれなりによいと思います。
ただ、極端に明るい建物があったりすると、上のように白で飛ばすのもや無負えなかったり...。この画は構図が単調でないので他とはまたちょっと違った印象ですね。
青ばっかりではあれなので、すこし色味を変えてみました。上は紫、下は赤・黄をベースにしてみました。上の画はまた少し違う雰囲気が出ましたが、下の画はいかにもいじりましたな画になっています。拡大すると、赤い点光源が異様な色を発しております。
明るさの関係で十字が浮かび上がっています。映り込みは形になっていたので残しました。
終わり。
以下撮影の話。
勘のよい人なら分かったと思いますが、露光時間のわりに明るくないんです。理由はNDフィルターが外れなくなったからです——後日このレンズは修理送りになりました。ただ、道路を走る車を線としてとらえるのであれば、30秒以上は欲しいところかと思います。30秒以上のバルブ撮影を行うには、三脚とバルブ撮影のできるレリーズが必要です。それから必要に応じてNDフィルターで減光すると露光時間を稼ぐこともできます——ただ、今回は長すぎです。人が多かったら僅かずれでブレたりします。
バルブ撮影の際は、自分で露光時間を決める必要がありますから、Lite Mate Freeなどのアプリを使ってあたりをつけるとよいでしょう。
著者と同じような色が好みの方は、ホワイトバランスを電球や蛍光灯の一番青いやつを選ぶとおおむね同じ色になります。そうでない方はオートにしておけばそれなりによい夜景が撮れます。
それから、広角レンズしか使いませんでしたが、望遠レンズで特定の場所を切り取っても面白いかもしれません。機会があったらやってみたいと思います。
はい、今回は長くなりました。
掲載した画は全てhttp://f.hatena.ne.jp/kky129photon/%E5%A4%9C%E6%99%AF/
にあがっております。ご参考までに。
Instagramをやっています。毎日1枚挙げていますので、興味のある方は。
https://www.instagram.com/kazuki_y_1222/
次回は分かりません。未定です。
夜景 ~東京タワーから~
今回は前回の反省を生かして東京タワーの展望台から撮影した夜景になります。
なお、今回はLightroomを使って編集してあります。編集ヵ所としては、主にガラスの反射を消したり、色味の調整をしました——夜景の色調整は現場作業では難しいのです。
ガラスの反射は可能な限り消しましたが、そこそこ残っています——忍者レフが必要か...。
絞りはF8か11を使用しました。
では、1枚目。東京タワーの低い方の展望台から。
結構有名なスポットのようです。多くの外国人の方が周りで撮影されてました。
画としては空の色味とビルの色味が見た目に合うような中間の色味に調整しました。
今度はビルの色味が見た目の色味になるような感じに合わせました。少し赤と緑が目立つ印象です。
今度は上の写真で気になった緑の色味を抑えました。上の3枚の画は色味は見た目に近いですが、見世物としてのインパクトには欠ける印象です。
横で撮影してワイドな感じを撮影するのもいいですが、縦に撮影するのもなかなか面白いです。25㎜の画角だと、少し窓のふちが写る感じに撮影した方が何も写さないよりもいい感じになると感じました——少し広すぎという事なのでしょうが、その分縦にワイドに撮影できます。
1枚となりの窓に移りました。丁度、角の窓です。先ほどは切れていたベイブリッジや観覧車が左奥に写っています。
色味は青や紫が目立つように調整しました。この辺が最も好まれる色味かと...。
まぁ悪くはないのですが、よいとは感じない印象です。理由としては、中央部分を拡大すると分かるのですが、ISO感度で強引に明るくした感じが出ているからです。露光時間も短いので車の軌跡も十分ではないです。それから。白が強すぎるのも原因かと思われます。
色味と画角が少し違いますが、一つ上の画と比較すると、明らかに車の軌跡が鮮明になっています。夜景撮影では三脚を持っていて使用できるときはガンガン使用していった方がよいでしょう。
色味は緑と青が主となるようにしました。個人的には好みです。
今回最後の画です。上の画をそのまま縦に撮影したものです。
最後に夜景の色味の変更についてです。どうせ色味を後から変えるなら取るときはテキトーでいいや。となりがちですが、撮るときにある程度調整しておいた方が編集も楽になります。なので、ある程度は合わせていた方がよいと思います。まぁ、オートにしとけばいいって話です。著者のように同じような構図で色違いの画をとりたい人は、1からLightroomで色をつくるよりも、ある程度カメラで編集してあった方が編集が楽です。
例のごとく、http://f.hatena.ne.jp/kky129photon/%E5%A4%9C%E6%99%AF/に今回の画がのっています。ただ今回は、10[MB]を超えるとアップロードできなかったのでものによっては圧縮されています。なるべく大きくなるようにはしました。ご参考までに。
Instagramにほぼ毎日画像をアップし始めましたので興味のある方はぜひ。
https://www.instagram.com/kazuki_y_1222/
次回は六本木ヒルズの展望台から撮影した夜景です。
犬吠岬
今回は犬吠岬で撮影した画を見ていきたいと思います。レンズはすべてflektogon 20㎜f2.8です。
前回の夜景と同じ日——日付はまたぎましたが…。——に撮影しています。
早めについたので星を撮影しましたが、灯台が明るすぎてうまくいきませんでした。上の画は市街地の明かりがソフトに見えますが、これは霧の影響です。フィルターを使ったみたいですね。
星が撮影できず、もたもたしているうちに明るくなってしまったので、他の物を撮影しました。市街地の方は飽和していますが、長時間露光のおかげで波の流動具合が撮影できました。
四隅を見ると分かるのですが、光量落ちが激しいレンズのようです。
だんだん明るくなってきました。
岩の周りをうまく回り込んでいるのが分かります。
残念ながら雲がかかって朝日も見れませんでした——リベンジの必要アリ。
頑張ってカメラ内で強調してこんな感じです。周辺の光量落ちが激しいのですが、この画ではそれがうまく働いているように思います。
ということで、また波の撮影です。明るくなったので、こんどはうまく止めて撮影します。望遠レンズを使って波を切り取りたいところですが、広角20㎜で撮影しました。
周りの様子も写るので、旅行などの記録としての意味も込めて撮影するときは、広角レンズで撮影するのもいいかもしれません。うまく背景になるものがあれば望遠で切り取った方がインパクトがあると思いますが。
はい。最後です。中央右に移っている灯台が、星の撮影を阻害したした犯人です。
星をとるなら丘の上などの方がよさそうです。ちなみに、点で撮影するのは厳しいですが、分単位で露光して軌跡として撮影するのであればある程度は撮影できました。日の出も撮れず少々残念でしたが、眠さMAXとなったため、今回はここで終了となりました。調子に乗って夜景と日の出をまとめて撮影しに行くのはかなり大変なようです——運転して頂いた人の方が大変だったと思いますが。
今回の画もhttp://f.hatena.ne.jp/kky129photon/に挙げておりますので興味のある方は是非ご覧ください。
次回の内容は決まっておりませんが、紹介していないレンズのレンズ紹介シリーズを消化していく感じになると思います——いつ終わるのか...。