レンズ紹介 flektogon F2.4/35mm その2 ~夜景編~
前回投稿から2週間がたちました。
今回はflektogon f2.4/35mmの紹介兼語りその2です。
今回は短めなので気軽にご覧いただけると思います。
嘘です。長くなりました。
前回の写真に続いて,著者が大分で撮った写真を挙げながらコメントをしていきます。
まずは1枚。この写真は著者が目で見た色味に近づくように,ホワイトバランスを調整しています——勿論,撮影前にです。その為,少々暖色よりにしすぎたように見えますが,その場で感じたものを感覚で撮るのが大切でと思いますので,個人的にはいいと思います——著者の撮影は"記憶>記録"なので,写真で雰囲気が強調できるのは大切なテクニックだと思っています。この写真は下の部分——手前——が明るいので全体的に暗すぎる印象を受けませんが,
2枚目の写真を見ると,こういった路地の撮影では35㎜だと少し広すぎかもしれませんね。50㎜ぐらいだと四隅の暗い部分が切り取れて違った雰囲気になったかもしれません。ただ、手前が暗い分,奥の明るい部分が強調されています。これはこれで,悪くはないように感じます。
3枚通して分かるのは、ディテールに関しては素晴らしいといえることです。建物や看板の文字がはっきりと読めるぐらい写っています。iso感度は上限1600で撮っていますので、ほぼ1600です。
3枚目に関しては電灯の光芒が,より温泉街の古風な感じを極めてくれています。絞りが6枚羽なので光芒も6枚です。ただ,あんまり極端に絞ってとっていないので——記憶上では,F.4~8——絞りすぎると,光芒がうるさくなるかもしれません。最も,F.4~8でここまで移っていれば絞る必要もないかもそれませんが・・・
4枚目です。この写真で注目してほしいのは下の車の天板と右の窓ガラスに反射する光です。「何故そんなところ?」と思うかもしれませんが,写真全体の構図を考えたときに,真っ暗よりも少し目が行くようなところがあった方が印象的になりやすいと思うからです。ちなみに、著者は金属に反射する光が輝く感じ——夕方の線路のレールみたいなの——が大好きです。
手前の文字にピントを合わせましたが、奥のお面にピントをもっていってもよかったかもしれません。ファインダーをのぞいた感じで赤がきれいに写るので,流れで手前に合わせたようです——両方とるべきだった・・・——。
この構図はよかったと思います。35㎜でこれだけ切り取れていますから,もっと望遠のレンズになると,顔がアップになって背景が少なくなってしまっていたと思います——背景といっても段ボール箱が写っていますが(笑)——。
※明るさ最大をお勧めします。
鎖のモニュメントのようです。一転して青がベースの画になりました。ホワイトバランスが一定だったため,少し赤みが残っています。かなり近づいて撮影しているので,ピント面が非常に薄いです。
なんだか,色味がよかったのでテキトーに撮っています。
ピント自体は黒い石板?の文字の部分にきていますが,目が行くのは左の瓦の部分でしょうか。もっと絞って両方合うようにすべきでしょうか・・・。
シャッター速度が1/13だったので,簾がビミョーに揺れてしまうんです。何枚か取りました。画面左の道や湯気が雰囲気を際立てています。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
取り上げた写真はhttp://f.hatena.ne.jp/kky129photon/?にフルサイズでアップしていますので,興味のある方はご覧ください。
次回はflektogonのボケ編です。いつになるかはわかりません。