レンズ紹介 Super-Takimar F1.8/55mm
新しいレンズの前に1本既存のレンズを記事にさせてください。
Super-Takimar F1.8/55mmです。いわゆるアトムレンズです。昔のキッド単焦点レンズといったところで,中古で10000以下で手に入れられます。
テキトーな写真で申し訳ございません。レンズの細かい話は他にたくさんありますので割愛します。
家にあったレンズです。祖母の物だったようですが,ほとんど使ってなかったようです。きれいに残っていました。著者がオールドレンズに興味を持ったきっかけであります。散歩がてら撮影しました。
アトムレンズは普通に撮ると黄色く写るとか写らないとか言われてますが,このレンズは大丈夫なようです。この画もカメラのホワイトバランス——晴れモードだったと思います——から選んで撮影しましたが,黄ばんだ印象はありません。
中古相場10000円以下のレンズにボケの話をするのはかわいそうな気がしますが,左上の玉ボケは欠けていますね。それから,二線ボケの傾向も出ているようです。中途半端にボカすのは危険なレンズです。
構図的にはピント面の少し手前から奥に被写体のあるように撮ったので,良いレンズだともっと繊細に写ったのかもしれません。レンズの性能が試される構図となってしまいました。
45㎝までしか寄れないので大きく寄れるわけではないですが,こんな感じでボケの対象が大きいと綺麗にボケてくれます。手前のボケもふんわりした感じにボケています。
絞りすぎて手前がざわついてしまいました。後ろで小さく六角形のボケが表れています。
ズームすると分かりますが,ピント面はそこそこ頑張って写ってくれます。中央を使ってるのもあるでしょうが...。
どうやらこのレンズ,グルグルボケにはなりにくいようです——グルグルボケは前回記事をご覧ください。四隅のボケが目立たない構図なのもありますが,近くのボケも遠くのボケもうまいことボカしている印象です。まぁ,じっくり見ると右端が少し硬めだったり,左下の茎が二線ボケ気味だったりはしますが,実用十分だと思います。個人的にこの緑の発色のボケは好きです。
二枚並べました。絞り違いです。上の画左側部分はボケが流れて硬くなっている印象ですが,下の写真では少し緩和されています。ボケを不用意に多くするよりも,絞った方がよくなることもあるようです。撮ってから気づきました。
ピンクの花の写真ですが,上を少し後ろが写るようにして,色のかぶらない——なるべく明るい——色の車を写すと画に少し面白みというかなんというかが増す印象です。個人的に好きなのでよくやります。
こういう撮影は構図・絞りと難しいです。被写体は大きく,ボケは輪郭を残しつつ,大きめにを心がけて撮りました。
なかなか難しい3枚です。高いレンズだとボケが柔らかく写ってくれるので,3枚目が有利に感じますが,このレンズだとボケの硬さも考えなくてはいけないので,どうでしょう。前の写真と比べると,一番ボケが硬く感じますがおそらく露出が低いためと思われます。もう少し明るくとったら,硬さも緩和されたかもしれません。
少し記事が重くなった感じますが,著者が記事を書くのが下手くそなのと,レンズを紹介しつついろいろ詰め込んでいるからだと思われます。今後もこの調子だと思われますので,お許しください。
写真はhttp://f.hatena.ne.jp/kky129photon/にフルサイズであがっています。+αもあがっているので興味のある人はご覧ください。