【Photosophy】P.9 写真撮影概論 §5 露出補正
明けました。おめでとうございます。なんか抱負とかないのか!といわれましても、勉強・バイト・そして撮影・ブログ更新といった感じです。これで去年は時間が勝手に進んでいましたので、何とか頑張りたいと思います。少なくとも、おみくじさん主張は
目標を明確にしてコツコツ頑張れ!
とのことでした。
本編に入りまして、ようやく明るさ調整の3要素——絞り・シャッタースピード・ISO感度——が説明し終えましたので、より実践的なお話をしましょう。
露出を合わせるというと、
そんなのカメラが自動でやってくれるじゃないか!!
という方もいらっしゃると思いますが、ずっとオートで撮影していると、
- 逆光で撮影した際に空以外が暗くなる。
- 曇りのときに撮影すると空に露出が引っ張られる。
- 夜に撮影すると、やたらに明るくなる。
- 夕方・朝方に撮影すると、なんだか明るすぎるor暗すぎる。
といったことが多発します。
そんな訳で、露出補正を手動で決めてやるのですが、まぁこれが難しかったりするわけです。
ぶっちゃけてしまうと、
rawデータを後から編集すれば露出は後からどうにでもなる!
のですが、できれば撮って出しで上手に露出を合わせたいものです。
露出補正の目安としてぜひとも確認してほしいのは、ヒストグラムです。
これは、撮影した画像の明るさ分布を表しているものです。詳しいことは下のサイト等から確認していただきたいと思います。また、撮影画面上でのヒストグラム表示の仕方は各社によって異なるので説明書やメーカーサイトで確認お願いしますm(__)m
ヒストグラムを使いこなすと何が良いのかといいますと、明るさの分布が分かるので、
- 白飛び・黒潰れを抑えられる。
- 後から編集するにしても、ある程度整った画像になっているので、調整しやすい。
といった利点があります。
白飛び・黒潰れは多少は後からどうにかなりますが、あんまり酷いのはrawデータを編集してもどうにもなりませんので、可能な限りヒストグラムの中に納まるようにして撮影するのがベストです。
もう一つ気にすることとして、カメラの測光モードがあります。測光モードはマルチ・中央重点・スポットといったように設定できますので、必要に応じて選択する必要があります。
基本的にはマルチにしていればよいですが、ピンポイント——例えば、花のおしべ・昆虫など——の撮影の際はスポットや中央重点にするとよいと思います。
そして何より大切なのは、
露出補正を即座に切り替えられるようにボタンを設定する
という点です。
著者の使っているα7MⅡでは、露出補正ダイヤルがついていますのでそこをカチャカチャすると簡単に調整できますが、機種によってはついていないものもあります。
その場合は、
ショートカットとしてどこかのボタンに設定されている——又はできる——はず
なので、確認しましょう!
もし撮影中に操作しにくいようでしたら、思い切って他のボタンに設定してしまった方が良いです。
カメラに付属している誰が読むんだ!というぐらい分かりにくい説明書を読めば書いていると思いますが、よくわからなかったらカメラ屋さんに持ち込んで設定の仕方を聞いてみましょう!——これも、メーカー・機種によって異なります。よくわからなかったら、設定がめちゃくちゃになる前に、詳しい人に聞くのが一番です!
今回の締めくくりに、撮影の際のフローチャート的なものを示したいと思います。
1)よし!写真を撮るぞ!
2)絞りを自分で決めたい➡(3
シャッタースピードを自分で決めたい➡(4
よくわからない。とりあえず露出だけ自分で決めよう➡(5
3)カメラモードA——またはAv——を確認! 絞り調整!——ISO感度はオートが望ましい。➡(6
4)カメラモードS——またはTv——を確認! シャッタースピード調整!——ISOはオートが望ましい。➡(6
5)カメラモードPを確認! ISO感度はオート確認! シャッタースピードが遅すぎないように——レンズが35mmならシャッタースピード1/70[sec]、100㎜なら1/200[sec]、x mmなら1/(2x)[sec]を目安に——調整!➡(6
6)露出が丁度良くなるように、ヒストグラムを見ながら補正!➡(7
7)構図確認!➡(8
8)シャッター半押し、ピント確認!➡(9
9)カシャ!
大真面目に書くと——といってもホワイトバランスといった他にもいろいろな要素はありますが...。——こんな感じになります。
うわぁ...。めんどくさ。
と思った方もいらっしゃると思いますが、あくまでもこんな感じの段取りだよ!ぐらいに思ってくれればかまいません。実際、著者もこんなことを1枚1枚考えているわけではありません。
大事なことは、写真を楽しむことです!
ですから、まずはオートで撮影してみて、いい感じの写真のプロパティ——写真の設定情報——を見て、見当がついたら自分で設定してみるといいでしょう!
今回は1枚だけ添えて、次回の記事で写真をたくさん載せたいと思います。
Twitterのアカウントを活用してみようかなーと考えております。興味のある方は下のURLからどうぞ。
元々、勉強用で使っているアカウントなので写真がらみはこれから増やしていく感じです<m(__)m>
【2020/03/09追記】
ただのネタ垢となっています。