年末に撮影したもの——東京編
29日に東京を少し周りました。友人の帰省の寄り道に付いて行った感じです。
過去のPhotosophyの解説と並行して読むと撮影の参考になるかもしれません。記事の最後に過去記事を貼っておきますのでご参考に。
注1)オールドレンズなのでレンズのEXIFデータが残りません。その為、使用したレンズは記憶の限りになります。
注2)同様の理由で絞りも分かりません。今回は、オールドレンズの味を出したかったので、開放気味で使うことを意識しました。
東京駅です。開放付近で撮影しています。オールドレンズ感という事で、ゴーストをあえて入れてみました。
こちらも東京駅前で撮影。高いビルがあるところでは、ローアングルで下からあおって撮影するといい感じになります。
注)タイミングを間違えないように!周りを確認してからしゃがみましょう。
こちらは、豊洲での1枚。結構お高かったですが、味はかなりおいしかったです。お店は結構混んでいましたが、お寿司屋さんだけに回転率が良かったです。
ゆりかもめから1枚。コミケ中だったので人がたくさんいますね。
お台場にある箱のカギになります。夜の方がサイコフレームが光っていい感じです。以前に夜Verをアップしています。
ガンダムベースにて。かっこいいプラモがたくさん並んでいるので、ガンダム好きorプラモ好きの方は是非行ってみるといいでしょう!
それから、たくさんのガンプラが売っているので近くのホビー店で売ってないプラモでも見つかる可能性大です。著者もサラミス&マゼランセットを見つけて購入しました。
施設から出てきたら一角獣になってました。時間で変わるみたいです。
お台場周辺にて。もう少しアンダーにすると、雲に立体感が出ます。右下に手袋が写りこんでいます。広角レンズは左手の位置に気を付けないと写りこむので気を付けましょう。
友人の頼んだコーヒーと丸善で購入した本。
自分の頼んだコーヒー。珍しくISO感度が高めですので、ノイズの感じを一つ上の写真と比較して見てください。
ご覧いただきありがとうございます。今回はここまでです。
次回は、横浜で撮影した夜景編です。
【並行して読むと良さげな過去記事たち】
【Photosophy】P.9 写真撮影概論 §5 露出補正
明けました。おめでとうございます。なんか抱負とかないのか!といわれましても、勉強・バイト・そして撮影・ブログ更新といった感じです。これで去年は時間が勝手に進んでいましたので、何とか頑張りたいと思います。少なくとも、おみくじさん主張は
目標を明確にしてコツコツ頑張れ!
とのことでした。
本編に入りまして、ようやく明るさ調整の3要素——絞り・シャッタースピード・ISO感度——が説明し終えましたので、より実践的なお話をしましょう。
露出を合わせるというと、
そんなのカメラが自動でやってくれるじゃないか!!
という方もいらっしゃると思いますが、ずっとオートで撮影していると、
- 逆光で撮影した際に空以外が暗くなる。
- 曇りのときに撮影すると空に露出が引っ張られる。
- 夜に撮影すると、やたらに明るくなる。
- 夕方・朝方に撮影すると、なんだか明るすぎるor暗すぎる。
といったことが多発します。
そんな訳で、露出補正を手動で決めてやるのですが、まぁこれが難しかったりするわけです。
ぶっちゃけてしまうと、
rawデータを後から編集すれば露出は後からどうにでもなる!
のですが、できれば撮って出しで上手に露出を合わせたいものです。
露出補正の目安としてぜひとも確認してほしいのは、ヒストグラムです。
これは、撮影した画像の明るさ分布を表しているものです。詳しいことは下のサイト等から確認していただきたいと思います。また、撮影画面上でのヒストグラム表示の仕方は各社によって異なるので説明書やメーカーサイトで確認お願いしますm(__)m
ヒストグラムを使いこなすと何が良いのかといいますと、明るさの分布が分かるので、
- 白飛び・黒潰れを抑えられる。
- 後から編集するにしても、ある程度整った画像になっているので、調整しやすい。
といった利点があります。
白飛び・黒潰れは多少は後からどうにかなりますが、あんまり酷いのはrawデータを編集してもどうにもなりませんので、可能な限りヒストグラムの中に納まるようにして撮影するのがベストです。
もう一つ気にすることとして、カメラの測光モードがあります。測光モードはマルチ・中央重点・スポットといったように設定できますので、必要に応じて選択する必要があります。
基本的にはマルチにしていればよいですが、ピンポイント——例えば、花のおしべ・昆虫など——の撮影の際はスポットや中央重点にするとよいと思います。
そして何より大切なのは、
露出補正を即座に切り替えられるようにボタンを設定する
という点です。
著者の使っているα7MⅡでは、露出補正ダイヤルがついていますのでそこをカチャカチャすると簡単に調整できますが、機種によってはついていないものもあります。
その場合は、
ショートカットとしてどこかのボタンに設定されている——又はできる——はず
なので、確認しましょう!
もし撮影中に操作しにくいようでしたら、思い切って他のボタンに設定してしまった方が良いです。
カメラに付属している誰が読むんだ!というぐらい分かりにくい説明書を読めば書いていると思いますが、よくわからなかったらカメラ屋さんに持ち込んで設定の仕方を聞いてみましょう!——これも、メーカー・機種によって異なります。よくわからなかったら、設定がめちゃくちゃになる前に、詳しい人に聞くのが一番です!
今回の締めくくりに、撮影の際のフローチャート的なものを示したいと思います。
1)よし!写真を撮るぞ!
2)絞りを自分で決めたい➡(3
シャッタースピードを自分で決めたい➡(4
よくわからない。とりあえず露出だけ自分で決めよう➡(5
3)カメラモードA——またはAv——を確認! 絞り調整!——ISO感度はオートが望ましい。➡(6
4)カメラモードS——またはTv——を確認! シャッタースピード調整!——ISOはオートが望ましい。➡(6
5)カメラモードPを確認! ISO感度はオート確認! シャッタースピードが遅すぎないように——レンズが35mmならシャッタースピード1/70[sec]、100㎜なら1/200[sec]、x mmなら1/(2x)[sec]を目安に——調整!➡(6
6)露出が丁度良くなるように、ヒストグラムを見ながら補正!➡(7
7)構図確認!➡(8
8)シャッター半押し、ピント確認!➡(9
9)カシャ!
大真面目に書くと——といってもホワイトバランスといった他にもいろいろな要素はありますが...。——こんな感じになります。
うわぁ...。めんどくさ。
と思った方もいらっしゃると思いますが、あくまでもこんな感じの段取りだよ!ぐらいに思ってくれればかまいません。実際、著者もこんなことを1枚1枚考えているわけではありません。
大事なことは、写真を楽しむことです!
ですから、まずはオートで撮影してみて、いい感じの写真のプロパティ——写真の設定情報——を見て、見当がついたら自分で設定してみるといいでしょう!
今回は1枚だけ添えて、次回の記事で写真をたくさん載せたいと思います。
Twitterのアカウントを活用してみようかなーと考えております。興味のある方は下のURLからどうぞ。
元々、勉強用で使っているアカウントなので写真がらみはこれから増やしていく感じです<m(__)m>
【2020/03/09追記】
ただのネタ垢となっています。
【Photosophy】P.8 写真撮影概論 §4 ISO感度
今回はISO感度編です。
ISO感度とは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)によって定められた、写真フィルムの規格です。
メーカーごとに同じ設定で撮影したのに、違うフィルム使ったら全然明るさ違いました
ではどうしようもないので統一した規格が設けられているのです。
この規格に沿ってデジタルカメラの感光感度を調整できるようにしているわけですね。
ISO感度を上げると他の設定が同じでも明るく撮影できることはご存じだと思いますが、同時にノイズが発生します。これは、光を感光することによって画像素子の感じた光を無理やり増幅していることによります。この辺は電磁波の混み入った話になってきますのであまり詳しくは言えませんが、増幅によって伝達ロスが起きたり、余計なものまで写真データとして認識してしまうのです。
そう言われると、フィルムではノイズは起きないのかといいますと、こちらはより大きめの粒子——といっても小さいですよ——が発生します。
しかしながら、原因は全く違いまして、フィルムの方ではハロゲン化銀によるノイズ(というより粒子)が発生します。こちらの方もやはり高感度にするとたくさん発生します。
デジタルノイズ・・・感度増幅による影響
フィルムノイズ・・・化学反応による粒子発生
ということもありまして、フィルム好きの人の中には
デジタルノイズなんか見てられるか!フィルムノイズサイコー!
なんて人もいます。調べてみてみると、フィルムのノイズの方が温かみを感じるようです。デジタルノイズはざらざらした感じがします。だからといってフィルムカメラをお勧めするわけではありませんが...。
それから、比較的高感度でもノイズの出にくいカメラとしては、
センサーサイズが大きい
画素数が多すぎない
この2点をそろえているものになります。Sonyのカメラですと、α7sがそのいい例になりますね。これは、1画像素子あたりの面積が大きいからと考えて差し支えないと思います。各社がセンサーサイズの大きいカメラをつくりたい理由の1つです。
それからノイズの出方——というより、ノイズを処理する方向。映像向けか写真向けか——がメーカーによって少し異なるようです。購入時は調べてみるとよいと思います。
さて、では撮影のときのポイントを解説します。
基本的に撮影の際に写真の明るさを決めるのは、
になります。ですので、この3つをうまく組み合わせるのが撮影者の腕の見せ所の1つになりますし、なによりこの3つの大事な点は、
撮影後にはどうにもならない
という点です。ホワイトバランスや露出バランスはrawで撮影していればある程度はどうにでもなってしまいますが、撮影したボケの様子やブレは後からではどうにでもなりません。AI技術が進んでもおそらくこの点はどうにもならないと思います。
そういうわけで、この3点は死に物狂いでうまく合わせるのですが、合わせる順番として、
絞り・シャッタースピード・ISO感度の中でISO感度は一番最後に決めるべし!
と著者は考えています。
というのも、ISO感度によるノイズの出やすさは機種によってしまうため、一概にいくつ以上で出やすいと言い切れません。一応僕が使っているα7MⅡでは、
100~800・・・比較的安心して使える
800~3200・・・ノイズはでるけど実用内
3200以上・・・ノイズが多くなってもやむなし
といった認識で撮影しています。
しかしながら、
絞り・シャッタースピードを決める→露出を合わせる→撮影→写真確認→ノイズが多かったら——ISO感度高めだったら——調整してもう1回撮影
ぐらいの認識で初めはいいと思います。
段々撮影してみると、いくつ以内は許容範囲だけど、これ以上はノイズが多いと分かりますのでそうしたら割り切ることができます。
以下作例?になります。最初3枚を撮影したNEX-6はセンサーサイズがα7MⅡより小さいので参考程度に思ってください。
拙い写真で申し訳ございません。を大きくしてみると分かりますが、画の明るさによってもノイズの出やすい・出にくいがあります。
あまり高感度の写真は撮影していませんでした。というのも、夜景を撮影する際は三脚に立てて十分に露光時間をもうけているので感度をそこまで上げる必要がないのです。
最後に1つだけ言えるのは、
シャッタースピードを下げるかISO感度を上げるかで迷ったらISO感度を上げるべし!
シャッタースピードをぎりぎりまで下げますとほぼ確実にぶれると思って間違いありません。ぶれてる写真よりはまだノイズの多い写真の方がましです。
今回はここまでになります。次回は露出についでです。